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Microsoft IIS5.0 Windows2000 SP4未適用 サーバ証明書インストール方法 更新

※以下のソフトウェアは提供元の開発・サポートが終了しており、本手順書の更新も終了しております。また、既知の深刻な脆弱性や問題点についてパッチが提供されていない可能性があります。クロストラストは最新のバージョンが入手可能なソフトウェアのご利用を強く推奨します。

1. はじめに

IIS5.0(Windows2000 SP4未適用)環境下での、SSLサーバ証明書(EV SSL証明書)インストール(更新ならびに乗り換え)手順を以下に説明します。
大まかな手順は、以下のとおりです。

  1. サーバ証明書のダウンロードとインストール準備
  2. ウイザードによるインストール
  3. 中間CA証明書・ルート証明書のインストール
  4. 現在のサーバ証明書の置き換え
  5. Webサイトの削除
  6. IISサービスの再起動

※注意
最新のサービスパックが未適用な場合、IIS 5.xの不具合によりサーバ証明書の更新がうまくいかない場合がありますので、本資料では、IIS5サーバ証明書ウィザードの【現在の証明書を更新する】オプション機能は使わない方法で進めています。
CSRを作成する際は、実際にサーバ証明書を更新したいWebサイトに対してサーバ証明書の更新作業を行うのではなく、新たにWebサイトを作成し、新しいWebサイトに対して作業を行ってください。
ここで作成したWebサイトはサーバ証明書更新後に削除します。

2. 証明書のダウンロードとインストール準備

管理アカウントからお客様のサーバ証明書と中間CA証明書をダウンロードします。
ルート証明書は リポジトリのルート証明書 よりダウンロードします。

2.1 お客様のサーバ証明書のダウンロードと保存

管理アカウントからお客様のサーバ証明書をダウンロードし、名前をつけて保存します。
仮にファイル名はYOURSERVER.crtとします。以後も同様としますが、環境に合わせて読み替えてください。

2.2 中間CA証明書・ルート証明書のダウンロードと保存

SSLサーバ証明書(EV SSL証明書)を使用するには、中間CA証明書・ルート証明書が必要になります。
管理アカウントから中間CA証明書をダウンロードします。
ルート証明書は リポジトリのルート証明書 よりダウンロードしてください。
インストールすべき中間CA証明書・ルート証明書は以下の通りです。

購入証明書 種別 中間CA証明書 ルート証明書
Enterprise SSL UTNAddTrustServerCA.crt AddTrustExternalCARoot.crt
Enterprise SSL for mobile PUBCA.crt 初期状態でインストール済み
Enterprise EV SSL EV AUTO-Enhancer for IIS 初期状態でインストール済み

3. ウイザードによるインストール

お客様のサーバ証明書をインストールします。

3.1 サーバ証明書ウイザードの起動

  1. 【スタート】→【プログラム】→【管理ツール】→【インターネットサービスマネージャ】を選択します。
  2. 管理コンソール画面の【コンソールルート】の中で、サーバ証明書をインストールするWebサイト(CSR生成時に作成したWebサイト)を選択し、【プロパティ】を選択します。以下の画面が開きます。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール Webサイトプロパティ
  3. 【ディレクトリセキュリティ】→【サーバ証明書】の順にアクセスします。以下の画面が開きます。【次へ】をクリックします。
  4. 以下の画面が開きますので、証明書ファイルをフルパスで指定します。入力したならば【次へ】をクリックします。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 証明書ファイル指定
  5. 以下の画面が開きますので、【次へ】をクリックします。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 証明書ファイル内容表示
  6. 以下の画面が開き、【完了】をクリックすると、サーバ証明書のインストールは完了します。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 証明書インストール完了

4. 中間CA証明書・ルート証明書のインストール

クロストラストの発行するサーバ証明書を多くのブラウザで信頼を得るために、Web サーバに中間CA証明書および、ルート証明書をインストールします。
2 で管理アカウントよりダウンロードした中間CA証明書、リポジトリのルート証明書 よりダウンロードしたルート証明書をインストールしてください。
インストール方法は、「中間 CA 証明書・ルート証明書のインストール方法」を参照のうえ、インストールしてください。

5. 現在のサーバ証明書の置き換え

実際にサーバ証明書を更新するWebサイトに対して、インストールしたサーバ証明書を置き換えます。
このステップはIIS5のサーバ証明書ウィザード【現在の証明書を更新する】オプションの不具合の対策です。

  1. 【スタート】→【プログラム】→【管理ツール】→【インターネットサービスマネージャ】を選択します。
  2. サーバ証明書を置き換えるWebサイトの 【プロパティ】を選択します。以下の画面が開きます。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール Webサイトのプロパティ
  3. 【ディレクトリセキュリティ】→【サーバ証明書】の順にアクセスします。以下の画面が開きます。【次へ】をクリックします。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール
  4. 以下の画面が開きますので、【現在の証明書を置き換える】を選択し、【次へ】を選択します。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 現在の証明書を置き換え
  5. 以下の画面が開き、3でインストールしたサーバ証明書が【使用可能な証明書】の一覧で表示されますので、それを選択し、【次へ】を選択します。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 使用可能な証明書選択
  6. 以下の画面が表示されますので、【次へ】をクリックします。
    IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 証明書選択確認
  7. 以下の画面が開き、【完了】をクリックすると、サーバ証明書の置き換えは完了します。
    SSLサーバ証明書のクロストラスト。IIS5.0 SSLサーバ証明書、EV SSL証明書インストール 証明書置き換え完了

6. Webサイトの削除

3のサーバ証明書インストールで作業を行ったWebサイトは、サーバ証明書を置き換えた後、SSLサーバを利用する上で必要なくなりますので削除することが可能です。
Webサイトを削除しても秘密鍵とSSLサーバ証明書(EV SSL証明書)は削除されません。

7. IISサービスの再起動と動作確認、証明書と秘密鍵のバックアップ

サーバ証明書のインストール後、サイトにアクセスし、サーバ証明書が反映されているか動作確認を行います。
動作確認して問題なければ、秘密鍵とサーバ証明書をバックアップします。
サーバ証明書が反映されていない場合、以下の手順でIISサービスを再起動し、再度動作確認を行ってください。

7.1 IISサービスの再起動と動作確認

  1. 【スタート】→【コントロールパネル】→【管理ツール】→【サービス】の順にアクセスします。
  2. 【IIS Admin Service】を選択し、【停止】をクリックします。
  3. 【IIS Admin Service】を選択し、【開始】をクリックします。
  4. 動作確認のために、他のPCから、サーバ証明書をインストールしたWebサイトにアクセスし、ブラウザに鍵マークが表示されていることを確認します。

7.2 証明書と秘密鍵のバックアップ

サーバ証明書と秘密鍵のバックアップについては、Microsoft IIS5.0 SSLサーバ証明書(EV SSL証明書)&秘密鍵 エクスポート手順書をご覧ください。

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